歯列矯正

大人の歯列矯正にかかる費用の目安は？安く済ませるコツはある？分割払いはできる？

更新日：2023.10.03 |
公開日：2023.03.02

歯列矯正は高いというイメージを持たれている方も多いのではないでしょうか。ですが、実際にどれぐらいお金がかかるのかよくわかりませんよね。

今回のコラムでは、自分の歯並びがどれぐらいの費用で治療できるのか、費用感の目安がチェックできます。

高額になりがちな矯正費用を抑えるコツ、比較的安く済みやすい矯正方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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歯列矯正費用の目安は？

歯列矯正は、目安として約10～170万円かかると覚えておくといいでしょう。

かなり幅があるのは、歯並びは個人差が大きいためです。歯並びによって治療内容や費用は大きく異なります。治療期間が長く、難しい症例ほど費用も高くなりやすいです。

歯並びの状態による矯正費用の違い

歯列矯正の費用は歯並びの種類やガタガタの度合いで違います。

例えば、歯の傾きやガタつきが中度～重度の方で、2年間表側のワイヤー矯正を行った際の治療費の目安は表のようになります。

出っ歯	約60〜100万円
受け口	約60～120万円
開咬	約60～120万円
八重歯	約60〜100万円

※治療費はあくまでも目安です。歯並びの症状や装置により治療期間や料金は異なります。

また、同じ出っ歯の歯並びでも「大きく歯が傾いている方」と「歯の傾きが軽い方」では矯正費用も異なります。歯の傾きやガタつきが大きくなるほど、矯正費用も高くなります。

アットスマイル矯正における矯正事例・費用例をご紹介します。

軽度の症例

中度の症例

重度の症例

治療内容：透明なマウスピースによる目立ちにくい歯列矯正です。
※千円以下の端数がある場合は、切り上げています。
※費用は治療当時の料金となります。
※自由診療となり保険は適用されません。
※歯並びによってはマウスピースによる治療が出来ない場合があります。

主なリスクと補足事項：
・歯の動きやすさには個人差があります。
・正しい装着方法で決められた時間以上装着しない場合は治療期間が長くなる可能性があります。
・咬合、歯肉退縮、歯根吸収等が発生する可能性があります。
・矯正箇所が元に戻る（後戻り）場合がありますので、治療完了後は後戻りを防ぐため、保定装置の装着が必要になります。
・装置装着後と通院における装置調整後は1～3日ほど痛みを伴うことがあります。
・歯の移動が大きい症例などには不向きです。

症例をもっと見る

矯正方法によって費用は変わる？

平均するとおおよそマウスピース矯正では60万円前後、ワイヤー矯正では120万円前後かかることが多いようです。

それぞれの装置による費用の目安を表でまとめました。

マウスピース矯正	ワイヤー矯正
マウスピース矯正	表側矯正	白色矯正	裏側矯正
約10～130万円	約60～150万円	約80～140万円	約100～170万円

※これらはあくまで目安です。費用には個人差があります。

比較的マウスピース矯正の方が安く済むケースが多いようです。矯正装置の種類やメリット・デメリットについてはコチラの記事で詳しく解説しています。

追加処置によって費用は変わる？

歯列矯正には抜歯、インプラントアンカー（アンカースクリュー）・拡大床などの追加処置が必要な場合があります。また、治療前や治療中に虫歯や歯周病が見つかるとその分の治療費がかかります。

追加装置の費用の目安は以下の通りです。

自費で支払う必要があるもの

矯正に必要な抜歯：1本　約5千円～1万円
インプラントアンカー（アンカースクリュー）：1本　約2～3万円前後
拡大床：約10～30万円

保険適用になるもの

虫歯・歯周病の治療：1回　約3千円前後
親知らず抜歯：1回　約2千円～

※これらはあくまでも目安です。クリニックによって費用は異なります。

年齢によって費用は変わるの？

10～20代に比べて、40～60代以降で矯正治療を始めるとなると「歯が動きにくいと聞くし、時間もかかるし費用もかさむのでは？」と心配される方もいるかもしれません。

もちろん、成長期の子どもの方が費用が安く済みやすく、歯の動きもはやいです。しかし、大人になってからの矯正治療の治療期間の長さに年齢はほとんど関係がありません。

50代以上の方で矯正治療を始める方もいます。大人の場合は年齢によって歯列矯正の費用が増えるということはないので、安心してくださいね。

ただし、40代以降では歯周病になりやすく、矯正を始める前に歯周治療が必要なケースがあります。その分の治療費が追加でかかる場合があるので、その点は注意しておきましょう。

アットスマイル矯正で治療を行った40代の方の症例

こちらの方は前歯のデコボコの治療をアットスマイル矯正のマウスピースで行っています。40代女性で、治療代金は約42万円とワイヤー矯正と比べると費用は抑えられています。

治療の詳細はコチラ

アットスマイル矯正とは？

私の場合は歯列矯正でいくらかかる？どんな治療方法があるの？

ご自身が歯列矯正でいくら治療費がかかるのか、どんな治療方法があるのかを知るためには、歯科医師に相談するのが一番の近道です。

なぜなら歯の動きは、歯根や歯の周りの骨、アゴや骨格などを総合的に見て、歯科学的な観点で考える必要があるからです。

アットスマイル矯正なら初回相談が0円！さらにアットスマイル矯正には、Eラインやお顔全体の印象についても考慮した矯正治療を行うドクターが在籍しています。

「自分は歯列矯正でガタガタを治せる？」「費用や期間はどれくらい？」などのお悩みも、歯科医が回答してくれます。

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インタビュー・体験談

矯正治療のフローごとにかかる費用

①初診・カウンセリング：0円～約1万円

初めてクリニックに来院した際にかかる費用です。おおよその治療方針や矯正期間、どれぐらいかかるのかの費用感が確認できます。

クリニックによって異なりますが、初回カウンセリング料が1万円かかるクリニックもあります。

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②精密検査・診断：約3円～6万円

歯列矯正をすると決めたら、顔や口の中の写真を撮影したり、レントゲンを撮るほか、歯の型どりを行います。

矯正治療で目指したいゴールの設定をしっかりと行い、かかる期間や費用を改めて確認することができます。

矯正前の処置（無い場合もあります）

抜歯や虫歯、歯周病の治療が必要と判断された場合は、矯正開始前に治療を行います。矯正治療目的の抜歯は自費扱いとなり、一本5千円～1万円程度ですが、虫歯や歯周病は保険適用になるので3千円／回程度になるでしょう。

③矯正装置の装着：60万円～100万円

矯正治療を行う中で一番費用がかかるのが何といっても矯正装置代です。

クリニックでは検査した方の資料を基に、矯正装置を作ります。装置が完成したら来院してもらい、矯正装置を装着します。

④通院、調整費：約5千円／回

装着後は定期的に装置の調整を行いますが、その際にかかる調整料は約5,000円／回です。

調整料は、装置代金に含まれているときとそうではないときがあり、医院によって料金形態が異なるので契約する前にしっかりと確認しましょう。

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治療途中で追加費用がかかる場合もある（装置の破損や虫歯・歯周病の発生）

装置が壊れてしまって修理したり作り直した場合、治療途中で虫歯や歯周病になったときは追加で費用が発生する場合があります。

どういったときに追加費用が発生するかはクリニックごとに違いますので、治療を始める前に確認しておきましょう。

関連記事：どういった場合に追加費用がかかるの？

⑤治療終了後にかかるお金

歯歯並びがきれいになって装置を外したあとにも費用がかかります。

後戻りを防ぐための保定期間が必要になるので、その保定装置のリテーナー代と、定期的な経過観察のための通院費です。

「装置を外したら終了じゃないの？」と驚かれる方もいるかもしれませんが、矯正終了後の後戻りは残念ながら発生してしまうことがほとんど。せっかくきれいな歯並びになったのに、後戻りで崩れてしまったら悲しいですよね。歯列矯正が終了したあとは、ドクターの指示通りリテーナーを装着し、定期的にチェックしてもらいましょう。

リテーナー装置は装置代が約6万前後、通院頻度は半年に1回程度で約5千円／回になることが多いです。

リテーナーを装着する期間は歯並びによって異なりますが、目安としては「矯正にかかった期間＋半年」です。