

歯並びの変化は単にお口の中だけではなく、お口周りの筋肉や、それに繋がるお顔や全身のバランスなどにも影響しています。
では、一見歯並びとは関係がなさそうな「目の大きさ」については、変化があるのでしょうか?
変化を感じやすいケースとあわせて解説いたします。
目そのものの大きさが変化するのではない
少ないケースではありますが、歯並びやかみ合わせを治療した方の中には、治療後に目が大きくなったように感じる方もいます。
ですがそれは目そのものの大きさが変わったのではなく、歯列矯正でフェイスラインなどに変化が起こり、相対的に目が大きくなったように見えているのです。
なぜなら、あくまで歯列矯正は歯並びやかみ合わせの機能を改善するものであって、顔のパーツの形や大きさを変えるためのものではないからです。
歯列矯正で目が大きく見えるのはなぜ?
歯列矯正によって相対的に目が大きくなったように感じることがあります。その具体的な理由について1つずつ見ていきましょう。
※必ずしも歯列矯正によって目が大きく見えるわけではありません。個人差があります。
理由① フェイスラインが変わったから
歯並びやかみ合わせを整えると、口元や顔周りの筋肉がバランスよく使われるようになり、フェイスラインがすっきりしたと感じる場合があります。特に歯列矯正でエラ張りが改善された場合などはそれに伴って顔の中での目の割合が大きくなったと感じやすいでしょう。
関連コラム:歯列矯正が小顔に繋がるケース3選 | 小顔になる人は多い?少ない?
理由② 口元の突出感が改善したから
歯列矯正で口元の突出感が改善された場合、横顔はもちろん、前から見た場合も顔の下半分がすっきりしたと感じることがあります。
特に口元の突出感が強い方は、口を閉じた時に、鼻の下の溝である「人中」が長く見える傾向があります。この人中が矯正治療で短く見えるようになると、今までよりも顔の上半分の比率が大きくなったように感じるでしょう。するとお顔全体に占める目の割合も大きくなったと感じる場合があります。
理由③ 顔の歪みが改善したから
歯並びやかみ合わせのせいでアゴや顔が歪んでしまっている場合、歯列矯正で改善することがあります。顔の歪みが改善すると、顔の筋肉も左右バランスよく使われるようになります。もちろん目の周りの筋肉にも影響することがあるため、目が大きくなったと感じる可能性があります。
関連コラム:顔が歪んでいるのは歯並びのせい?歯列矯正で改善することはあるの?
理由④ ダイエットにつながったから
歯列矯正中は、装置の違和感や食べづらさなどから、自然と食事量が減る傾向があります。
さらに、食事をとると歯磨きが必要であったり、マウスピース矯正であればマウスピースの着脱などのわずらわしさから、間食もしなくなることが多いです。
結果的に自然とダイエットできてしまい、お顔の輪郭がシャープになったり頬がすっきりして、相対的に目が大きく見えることがあります。
歯列矯正で目が大きく見えやすいケース
出っ歯・口ゴボ・受け口
出っ歯・口ゴボ(上下顎前突)・受け口の歯並びは口元の突出感が大きいです。
歯列矯正でそれが改善されると、顔の下半分がすっきりしたり、人中が短く見えるようになったりすることがあります。すると相対的に顔の上半分の比率が大きくなり、目の割合も大きくなったと感じる場合があります。
深いかみ合わせ(過蓋咬合)
過蓋咬合(かがいこうごう)とは、歯を噛み合わせた時に、下の前歯が上の歯に隠れて見えないくらい、深いかみ合わせのことを言います。
かむ力が強い傾向があり、日常的に咬筋に強く力をいれているので咬筋=エラが張りやすいです。
歯列矯正でかみ合わせを改善することで、咬筋への負担が軽減された場合には、エラ周りがすっきりし、相対的に目が大きくなったように感じる可能性もあります。
交叉咬合・かみ合わせのせいでアゴが歪んでいる
交叉咬合(こうさこうごう)とは、歯の上下関係が一部が反対になっている、つまり下の歯が上の歯の外側に来てしまっている状態のことです。
アゴのズレが生じるため、見た目だけでなく、アゴの関節や筋肉のバランスを崩し、フェイスラインにも影響します。
この場合、歯並びを整えるとアゴの位置も整い、お顔の筋肉を左右均等にバランスよく使えるようになるので、フェイスラインや目の周りがすっきりして見えることもあります。
かみ合わせのせいで歯ぎしり等をしている
歯ぎしりや食いしばり等、アゴへ大きく負担をかける癖がかみ合わせによって起こっている場合には、かみ合わせの改善でアゴの筋肉(咬筋)への負担が軽減することがあります。
すると過蓋咬合の場合と同じように、咬筋=エラがすっきりして、お顔に占める目の割合が大きくなったと感じることがあります。
歯列矯正で変わるのは目だけじゃない
歯列矯正をすると、目だけでなく、様々な部分に変化を及ぼす可能性があります。歯列矯正と顔立ちの変化については、こちらのコラムにまとめてありますので、是非あわせてご覧ください。
関連コラム:歯の矯正をすると顔が変わる?顔が変わりやすい歯並びってどんなもの?
さらに、お口周りの骨格や筋肉は頭部や身体にもつながっており、頭痛や肩こり・腰痛など、全身の不調を改善できることもあります。
そして、歯並びが整うと人前で笑顔が増えたり、悩みやコンプレックスが解消されて前向きな気持ちになる方も多いです。
まとめ
歯列矯正は歯並び・かみ合わせを治療するものであるため、顔のパーツそのものを変えるのではありません。
よって矯正治療をおこなうと必ずしも目が大きく見えるわけではなく、むしろまれでしょう。
しかし、 口元やフェイスラインが変わることでお顔の下半分がすっきりとし、お顔に対する目の割合が大きくなったと感じるケースがあります。また、お顔の筋肉がバランスよく使われることで、目の周りがすっきりとしてくることもあります。
歯並び・かみ合わせを整えることは、お口の中だけではなく、お口から離れた部分にも変化をもたらすことがあるのです。さらには心身の健康にも影響します。
歯の矯正を考えるきっかけは、もちろん見た目を治したいというのが一番多いですが、今後の健康を気にされる方にもぜひおすすめいたします。
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治療内容:透明なマウスピースによる目立ちにくい歯列矯正です。
※千円以下の端数がある場合は、切り上げています。
※費用は治療当時の料金となります。
※自由診療となり保険は適用されません。
※歯並びによってはマウスピースによる治療が出来ない場合があります。
主なリスクと補足事項:
・歯の動きやすさには個人差があります。
・正しい装着方法で決められた時間以上装着しない場合は治療期間が長くなる可能性があります。
・咬合、歯肉退縮、歯根吸収等が発生する可能性があります。
・矯正箇所が元に戻る(後戻り)場合がありますので、治療完了後は後戻りを防ぐため、保定装置の装着が必要になります。
・装置装着後と通院における装置調整後は1~3日ほど痛みを伴うことがあります。
・歯の移動が大きい症例などには不向きです。
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