マウスピース矯正中にサウナはOK？よくあるトラブルとは？岩盤浴やホットヨガについても解説

結論：マウスピースをつけたままサウナに入ることはやめた方がいいです

マウスピース矯正中であってもサウナに行くことは可能です。ただし、マウスピースを装着したままサウナに入るのは推奨しません。なぜなら、マウスピースは薄いプラスチック樹脂でできているため、熱で変形する可能性があるからです。

マウスピースの耐熱温度は、おおよそ60℃程であることが多いです。それに対してサウナは温度の低い足元などで約70℃、腰のあたりは約80℃、顔の付近がもっとも高く90℃くらいになることがあります。

口の中が直接90℃になるわけではありませんが、暑いと口呼吸になりやすく、高温の空気がマウスピースに当たるリスクがゼロとは言えません。

わずかな変形であっても治療が計画通りに進まなくなりますので、サウナに入るときはマウスピースをはずしておくほうが安全でしょう。

その他にも、マウスピースをつけたままサウナに入ったときに起こりうるトラブルについて、次の項目でまとめました。

マウスピースをつけたままサウナに入ったときによくあるトラブル

食いしばって変形

サウナの高温を我慢するときに、グッと歯を食いしばってしまう人も多いです。

食いしばりや歯ぎしりは、食事時の3倍以上の力がかかると言われています。ただでさえサウナという高温下で変形のリスクが高い状況で、それだけの大きな力が加われば、マウスピースが歪んだり壊れてしまう可能性も十分にあるでしょう。

関連コラム：歯ぎしりや食いしばりをしていてもマウスピース矯正はできる？

スポーツドリンクで虫歯

大量の汗をかくサウナでは、水分補給が欠かせません。しかし、スポーツドリンクやイオン飲料を飲む場合は要注意。

これらは酸性の飲み物で砂糖もたっぷり入っているので、マウスピースをつけたまま飲んでしまうと、虫歯のリスクがグッと上がります。虫歯になると治療計画が狂ってしまうことも…。

マウスピース矯正中は、サウナに限らず基本的に水以外はマウスピースを外して飲むのが鉄則です！マウスピース矯正と虫歯については以下のコラムに詳しくまとめています。ぜひご一読ください。

関連コラム：マウスピース矯正は虫歯になりやすい？虫歯になったときの対処方法や予防法について解説！

サウナ室に置いて変形

サウナ室の壁やベンチは、かなり高温。マウスピースを着けて入ってしまったからといって、途中ではずしてサウナ室のベンチなどにおいてしまうと、変形する可能性が非常に高いです。

マウスピースは必ず更衣室ではずし、なくさないようにケースに入れて保管しておきましょう。

マウスピース矯正中にサウナに行くときの注意点

マウスピース矯正中のサウナは、マウスピースをはずして入ることがおすすめ。その上で、サウナに行くときには以下の点に気をつけましょう。

1. 抜歯後や痛みのある時は避ける
2. 装着時間に気をつける
3. なるべく水かお茶を飲む

ひとつずつ解説します。

抜歯後や痛みのある時は避ける

歯列矯正では歯を並べるスペースが足りない場合に抜歯をすることがあります。また、マウスピース矯正は痛みが出にくい傾向ではありますが、初めてマウスピースをはめたときや新しいマウスピースにかえた直後は、人によっては痛みを感じることも。※個人差があります。

抜歯後や痛みのあるときは、サウナに入って体が温まると痛みが増すことがあるため避けたほうがよいです。

関連コラム：

• 歯列矯正の抜歯は本当に必要？メリット・デメリットや、顔の変化、痛みについて紹介
• マウスピース矯正って痛いの？痛みの原因や対処法、ワイヤー矯正との比較についてもご紹介

装着時間に気をつける

マウスピースは装着時間が決まっています。アットスマイル矯正のマウスピースであれば1日22時間以上の装着が必要。この時間を守っていかないと歯が動かず、治療が進まないので期間も長引くことに。

そうならないためにも、サウナに入ってマウスピースをはずしていた時間をしっかり記録し、装着時間が足りなくならないよう計画をたてて行動しましょう。

また、サウナから出たあとの着け忘れにも十分気をつけてくださいね。

なるべく水を飲むのがおすすめ

マウスピースをはずしていたとしても、サウナ中の水分補給は水を選んでおくと虫歯の心配がありません。

もしスポーツドリンクやイオン飲料など、砂糖が入った飲み物を飲んだ場合には、歯磨きをしてからマウスピースをつけるようにしましょう。

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マウスピースが変形したらどうする？

マウスピースが変形した、または明らかに違和感があってはまらないなどのトラブルが起こったら、速やかに担当医に連絡しましょう。

作り直しには時間がかかるため、なるべく早めの対応が吉。

マウスピースの交換時期が近い場合には、次のマウスピースを前倒しで始めることもありますし、作り直している間は一つ前のマウスピースを着けるようにといった指示をされることもあります。念のため前のマウスピースは保管しておくと安心です。

マウスピースが変形してしまった時、くれぐれも以下のようなことはやめましょう。

• 変形したマウスピースを自己判断で使い続ける
• 自分で直そうとする

自己判断で行動すると、予定とは違う方向に歯が動いてしまう可能性があります。治療期間が延びる・治療のやり直しなどのトラブルに繋がることに。

岩盤浴・ホットヨガ・温泉は？

岩盤浴やホットヨガ、温泉などはマウスピースをつけたまま入っても問題ありません。なぜなら、サウナに比べると室温が低いため、変形のリスクがほとんどないからです。

岩盤浴は40～60℃、ホットヨガは35～40℃、温泉は平均で41℃前後と、どれもマウスピースの耐熱温度60℃より低く設定されています。

ただし、床など場所によっては温度が高くなっている可能性もありますので、直接マウスピースを置くのは避けたほうが安全です。また、水分補給には水を選ぶようにしましょう。

関連コラム：スポーツするならマウスピース矯正がオススメ！注意点もご紹介します

まとめ

マウスピース矯正中もサウナに行くことは可能ですが、サウナ室に入る際にはマウスピースをはずしておくのがおすすめです。

サウナ室の中はマウスピースの耐熱温度を超えるほど高温だからです。

加えて、痛みのある時は避ける・装着時間が少なくならないようにする・飲み物は水にするといった注意点も守りながら、趣味の時間と矯正治療を両立させていきましょう！

それ以外にも、ご自身の生活の中に矯正治療を組み込む上で、疑問や心配なことがあれば、ぜひカウンセリングでお話ししてみませんか。アットスマイル矯正では初回の相談は無料。お気軽にお申し込みください。

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※費用は治療当時の料金となります。
※自由診療となり保険は適用されません。
※歯並びによってはマウスピースによる治療が出来ない場合があります。

主なリスクと補足事項：
・歯の動きやすさには個人差があります。
・正しい装着方法で決められた時間以上装着しない場合は治療期間が長くなる可能性があります。
・咬合、歯肉退縮、歯根吸収等が発生する可能性があります。
・矯正箇所が元に戻る（後戻り）場合がありますので、治療完了後は後戻りを防ぐため、保定装置の装着が必要になります。
・装置装着後と通院における装置調整後は1～3日ほど痛みを伴うことがあります。
・歯の移動が大きい症例などには不向きです。

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