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マウスピース中は水しか飲めない?!OKな飲み物・NGな飲み物を総まとめ!意外なアレに気をつけて

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マウスピース矯正では、食事の時にはマウスピースをはずし、歯磨きをしてから再装着をするのがルール。

一方で飲み物に関しては、マウスピースをはずさなくても飲めてしまうため、装着したまま飲んでしまおうと考える方もいます。

ですが、それは非常に危険!実はマウスピースをつけたまま飲んでしまうとトラブルにつながる飲み物があるんです。中には取り返しのつかなくなることもあるため、気をつけなければいけません。

今回の記事では、マウスピースをつけたまま飲んでOK・NGな飲み物とその理由を、とことん詳しく解説します!

意外と見落としがちな飲み物や、NGなものを飲んでしまった時の対処法もお話ししていますので、ぜひ参考にして、トラブルのない矯正生活にお役立てください!


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目次

マウスピース装着中でもOKな飲み物

マウスピースをしたまま飲んでも問題ないのは基本的に「水」もしくは「40℃以下の白湯」です。

無色透明で砂糖などが添加されていない純粋な水・ミネラルウォーターであれば、歯やマウスピースに影響することはありません。

では「炭酸水」はどうでしょう?

結論、無糖の炭酸水であればマウスピースをしたまま飲むことはできますが、頻繁に飲むことはおすすめしません。

なぜなら、市販の炭酸水は無糖であってもpHが5~4.5以下の酸性であることが多いからです(エナメル質が溶け始めるといわれるpHは5.5以下)。

通常であれば唾液の働きで酸を中和してくれるため、それほど問題ないのですが、マウスピースをつけたままこまめに常用してしまうと、お口の中は常に酸性の状態が続きます。そうすると、歯の表面のエナメル質が溶け出す可能性があるのです。

マウスピース装着中に無糖の炭酸水を飲んだ後は、できれば純粋な水を口に含んで酸の影響を減らしておくことをおすすめします。

マウスピース装着中はNGな飲み物&理由

マウスピース装着中は基本的に水以外は避けたほうが良いですが、特にNGな飲み物は以下の3つの特徴があるものです。

  1. 熱い飲み物
  2. 着色しやすい飲み物
  3. 虫歯の原因になる飲み物

ひとつづつ、NGな理由とともに解説します。

①熱い飲み物

【NG理由】

マウスピースは薄い樹脂製の素材でできているため、60℃以上の熱いもので変形する恐れがあります。熱い飲み物がマウスピースの隙間から入りこんで、歯ぐきを火傷してしまうケースも。

マウスピースが変形して作り直しが必要になると、新しいマウスピースができるまで治療がストップしてしまいます。そのぶん治療期間が延びたり追加費用がかかる可能性もあるでしょう。特に海外の工場でつくるマウスピースの場合、届くまで3週間ほどかかるケースもありますので注意が必要です。

また、変形したまま使い続けると計画通りに歯が動かないので、「マウスピースがはまらない」などの異変を感じたら速やかに担当医に連絡しましょう。

【具体例】

  • 白湯
  • ホットコーヒー、ホットココア、紅茶
  • ホットミルク
  • 熱燗、ホットワイン、甘酒

白湯はマウスピースをしたままでも飲めますが、必ず50~40℃以下まで冷ましてから飲むようにしましょう。

②着色しやすい飲み物

【NG理由】

飲み物に含まれている「タンニン・カフェイン・ポリフェノール」といった色素成分は、歯はもちろんマウスピースにも着色し、黄ばみ(ステイン)の原因になります。

特にマウスピースの中でパックされてしまうとしつこい黄ばみとなり、歯磨きだけではとれなくなってしまうのです。せっかく歯並びをキレイにしても、歯そのものの美しさが半減してしまったらもったいないですよね。

【具体例】

  • コーヒー、紅茶
  • 緑茶、ウーロン茶
  • ココア、チョコレートドリンク
  • コーラ、栄養ドリンク、エナジードリンク
  • 赤ワイン
  • 野菜ジュース、果物ジュース
  • 酸性の飲み物(白ワイン、炭酸飲料、柑橘系飲料、スポーツドリンクなど)

酸性の飲み物は「着色補助食品」と言われ、色素成分が含まれた飲食物と一緒にとるとさらにステインがつきやすくなるため注意が必要。

③虫歯の原因になる飲み物

【NG理由】

マウスピースの中に虫歯や歯周病の原因菌のエサとなる"糖分"や、虫歯を助長する"酸"が停滞してしまうと、一気に虫歯のリスクが高まります。

マウスピースは歯に密着しているため唾液が流れていかず、唾液のもつ虫歯予防効果(自浄作用や抗菌作用など)を得にくいという側面もあるのです。

できてしまった虫歯の大きさによっては、歯の形や噛み合わせが変わってしまうため、マウスピースの作り直しや治療計画の変更をしなければならないこともあります。

関連コラム:マウスピース矯正は虫歯になりやすい?虫歯になったときの対処方法や予防法について解説!

【具体例】

  • 砂糖・果糖・ぶどう糖果糖液糖などの糖分がはいった水・お茶・炭酸水など
  • ジュース(果物や野菜ジュースも)、清涼飲料水
  • スムージー
  • スポーツドリンク
  • 炭酸飲料(コーラやソーダなど)
  • 乳酸菌飲料

特に酸性の飲み物は、エナメル質が溶け始めるといわれるpH5.5よりも低い数値であるため、注意が必要。野菜ジュースや果物ジュースではpH4.0程度、スポーツドリンクや乳酸菌飲料ではpH3.5程度、コーラや炭酸飲料ではpH2.2~2.5程度となっています。

(※pHは数値が7より低いほど酸性度が高く、歯が溶けやすくなります)

意外と知らない!特に注意したい飲み物3選

マウスピース装着中に飲むのがNGな飲み物として「熱い飲み物」「着色しやすい飲み物」「虫歯の原因になる飲み物」を挙げました。実は、一見これらに当てはまらないと思ってしまいがちで注意したい飲み物があるので、ぜひ覚えておいてください!

牛乳・豆乳

これらは砂糖が入っていなくとも、乳糖などの糖分を含んでいます。また、豆乳などの大豆製品に含まれる「イソフラボン」はポリフェノールの一種で、歯の黄ばみの原因にもなりますので、マウスピースをはずして飲むようにしましょう。

フレーバーウォーター、フレーバー付き炭酸水

フレーバーウォーターは、無色透明なので水と同様に思ってしまう方もいるでしょう。

しかし、フレーバーウォーターの中には糖分が添加されているものがあります。食品表示法では100mlあたり含有量が0.5g未満であれば「糖質ゼロ」と表記することができるため、糖質ゼロと表記されていても糖分が入っていることがあるため注意が必要。原材料の欄に「糖類」や「果糖ブドウ糖液糖」などが書かれていないかチェックしましょう。

また、レモンやグレープフルーツなどの柑橘系のフレーバーやクエン酸が加わっている水・炭酸水は酸性度が高いことが多いため、マウスピース装着中は避けたほうが良いでしょう。

アルコール

まず第一に、アルコールの影響で歯の動きに影響を及ぼすことはないので、歯列矯正中でもお酒を召し上がること自体は可能です。しかしながら、基本的にはマウスピースをはずして召し上がってください。

また、矯正のための抜歯をしたあとや、矯正装置を初めてつけたり交換した直後の3日間ほどは痛みが出やすいため、飲酒は避けたほうが良いです。

それから、一見甘くないお酒でも糖分を含むものがあるので注意しましょう。アルコールの糖質の区別は、甘さではなく材料や製法によって決まります。

糖分を含むお酒ビール、カクテル、ワイン、日本酒など
糖分を含まないお酒ウイスキー、焼酎、泡盛、ウォッカなどの蒸留酒

さらに、お酒によってpH値に幅があり、pHが5.5以下お酒は歯を溶かすリスクがあります。マウスピースをしたまま飲むのは避けましょう。主なお酒のpHの目安は以下の通り。

  • ワイン:2.3~3.8
  • 梅酒:2.9~3.1
  • ハイボール:3.6
  • マッコリ:3.8
  • 日本酒:4.3~4.9
  • ウイスキー:4.9~5.0
  • 麦焼酎:6.3

※あくまで目安であってすべてのお酒がこの通りではありません。

虫歯のリスクが低いアルコールには、麦焼酎やウイスキーが挙げられます。しかし、コーラやジンジャーエールのような酸や糖分を含む飲み物や、色のあるお茶で割って飲むのはNG。

飲み会の席ですぐに歯磨きができない場合やどうしてもマウスピースをはずせない場合は、麦焼酎やウイスキーの水割りを選ぶと、虫歯のリスクを軽減できるでしょう。くれぐれも酔いつぶれてお口のケアを忘れてしまうことのないよう、気をつけてくださいね。

NGな飲み物を飲んでしまった時の対処法

マウスピースを装着したまま飲めるのは水とぬるめの白湯のみですが、ついうっかり甘い飲み物を飲んでしまったり、どうしてもマウスピースをはずすことができないことがあるかもしれません。

もしマウスピースをしたままNGな飲み物を飲んでしまった時は、以下の方法で対処しましょう。

早めにお口を清潔に

まずは、できるだけ早くマウスピースをはずしてお口とマウスピースをキレイにすることが先決です。

飲んでしまった直後に歯磨きができればベストですが、そうでない場合には口を水でしっかりゆすいだり、マウスピースをウェットシートで拭くといった応急対応をしてからマウスピースを装着します(すぐに歯磨きができないからと言ってマウスピースをはずしておくと、装着時間が足りなくなるためマウスピースの装着を優先します)。

そして、歯磨きができる状況になったら必ず丁寧に歯とマウスピースを清掃しましょう!

マウスピース洗浄剤を使う

甘いものや色の濃い飲み物やを飲んでしまったときには、通常のブラシでのマウスピース清掃に加えて、マウスピース洗浄剤が効果的!

マウスピースに糖分や色素が蓄積すると、見た目が黄ばむだけでなく、細菌が増殖して臭いの原因にもなるのです。

マウスピース専用の洗浄剤は、一般のドラッグストアで購入可能。指や歯ブラシでは届かない部分の汚れや臭いを分解除去し、除菌効果も期待できます。

洗浄剤には錠剤タイプとスプレー・泡タイプがあるので、お家の中では錠剤・外出先では泡タイプ、というように場面ごとに使い分けるのがおすすめ。

関連コラム:矯正用マウスピースの正しいお手入れ方法!臭いや変色が出た時の対策もご紹介

マウスピース矯正中の飲み物についてよくある質問

ストローで飲めばOK?

ストローを使ったとしても、完全にマウスピースの中に入り込むのを防ぐことはできないため、マウスピース装着中はおすすめしません。

とは言ってもストローを使うことで、飲み物が口全体に広がるのをある程度は減らすことができます。そのため、直接飲む場合に比べると、マウスピースへの着色やマウスピースの中に飲み物が入ってくるリスクは抑えられるでしょう。

どうしてもマウスピースをはずすことができない場面では活用できますが、飲んだ後は口をゆすぎ、必ず早めにお口とマウスピースを清潔にすることを忘れずに!

マウスピースをはずしていれば何を飲んでもいいの?

基本的にはマウスピース矯正中であっても、マウスピースをはずした状態であれば食べ物や飲み物の制限はありません。

ただしマウスピース矯正は、1日22時間以上の装着が必要です。ちょこちょこ飲んだり、はずしている時間が長くなってマウスピースの装着時間が守れないと、マウスピースがきちんとはまらなくなったり、治療期間が延びてしまうことがあります。

くれぐれもはずしている時間の管理と飲食後のお手入れは必ず行うようにして下さい。

薬やサプリを飲む時はどうする?

服薬の際にも水を用い、マウスピースをはずして飲むのがベター。

なぜなら内服薬やサプリメントには、糖類やでんぷんなどが添加されていることがほとんどだからです。

特に散剤・顆粒剤、内服液剤・シロップ剤はお口の中に広がりやすく、マウスピースの中に入ってしまうと歯への影響だけでなく、薬の容量・効能にも影響する可能性がありますのでマウスピースをはずして飲むようにしましょう。

また、うがい薬や漢方薬は、歯やマウスピースに非常に着色しやすいので要注意!

ただし、錠剤やカプセル剤で、ほとんど口の中に滞在させずにスムーズに飲み込むことができる場合には、マウスピースをつけたまま飲んでも大きな影響はないでしょう(溶けやすい錠剤や数が多い場合、飲み込むまでに時間がかかる方はマウスピースをはずしてから飲むことをおすすめします)。

外食や食べ歩きの時はどうすればいい?

外食や食べ歩きの際も、マウスピースははずして飲食をしますので、歯磨きセットと保管用のケースを持ち歩くのがおすすめ!

はずしたマウスピースは紛失や破損防止のため、そのままカバンやポケットに入れず、必ず専用のケースにしまってください。

装着時間不足をさけるため、なるべく時間をまとめて飲食をして、終わったらすぐにマウスピースを装着しましょう。

また、装着前には歯とマウスピースをきちんと磨けるとよいのですが、外出先では必ずしもお手入れできる場所がすぐにみつかるとは限りません。

その場でお手入れができない場合には、マウスピースの装着を優先します。お口をゆすいだり、歯磨きシートで大まかな汚れをとるなどして、まずはマウスピースを装着しましょう。そしてなるべく早くお手入れできる場所を見つけて、ブラッシングするのを忘れずに!

※歯磨きせずにマウスピースをつけることは推奨しません。出来る限りマウスピース装着前に歯磨き出来るように行動してください。

詳しいポイントや持ち物リストをこちらのコラムにまとめました。ぜひあわせてご確認ください。

関連コラム:マウスピース矯正中の食べ歩きや飲み会、こんな時どうする?注意するべきポイントを総まとめ

まとめ

基本的に、マウスピースをしたまま飲んでも問題ないのは「水」もしくは「40℃以下の白湯」です。

その他のものを口にする場合には、マウスピースをはずす→飲食→歯磨き・お手入れ→再装着の流れで行い、くれぐれも一日の装着時間が短くならないように気をつけましょう。

はじめは煩わしいと思ってしまうかもしれませんが、ほとんどの場合、慣れれば生活の一部となってしまうので案外心配いりません。

さらには、これまで無意識に甘いものを口にしていたことに気づき、食生活を見直すきっかけになったり自然とダイエットに繋がるという声も聞かれます。もちろん虫歯予防にも効果的です。

歯並びをキレイにしながら、健康・美意識も高められたら最高ですよね!

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治療内容:透明なマウスピースによる目立ちにくい歯列矯正です。
※千円以下の端数がある場合は、切り上げています。
※費用は治療当時の料金となります。
※自由診療となり保険は適用されません。
※歯並びによってはマウスピースによる治療が出来ない場合があります。

主なリスクと補足事項:
・歯の動きやすさには個人差があります。
・正しい装着方法で決められた時間以上装着しない場合は治療期間が長くなる可能性があります。
・咬合、歯肉退縮、歯根吸収等が発生する可能性があります。
・矯正箇所が元に戻る(後戻り)場合がありますので、治療完了後は後戻りを防ぐため、保定装置の装着が必要になります。
・装置装着後と通院における装置調整後は1~3日ほど痛みを伴うことがあります。
・歯の移動が大きい症例などには不向きです。

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