歯列矯正

矯正歯科はどう選ぶ?良いクリニックの選び方と気を付けるべきポイント

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実際に矯正歯科医院を選ぼうと思ったら、多すぎて何を基準に選べばいいのかわからない、という人も多いのではないでしょうか。どこに行って治療を受けたらいいのか、選ぶのも一苦労ですよね。

今回はどんなところをチェックしてクリニックを選べばいいのか、どこに気を付けておけばいいのかを詳しくお話します。

普段は知る事が難しい、医院側の事情をふまえた情報も紹介しているのでぜひチェックしてみてください。


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目次

選び方のコツ

矯正専門のクリニックがおすすめ

平成29(2017)年の厚生労働省・医療施設調査によると歯科診療所数は現在約7万件、そのうち矯正歯科を掲げているクリニックは約2万5千件あります。 参考:厚生労働省-医療施設調査 統計表(外部サイト)

矯正歯科を行っているのは基本的に一般歯科矯正専門大学病院の3つです。

一般歯科での矯正

一般歯科で矯正も行っている場合、虫歯や歯周病などがあった場合に同じクリニックで治療が可能です。しかし一般的な歯の治療と矯正を並行して治療をしているため矯正に関しては症例数が少なかったり、医師の経験が浅い場合があります。

院長とは別に矯正担当の非常勤ドクターが治療にあたっているクリニックもあります。その場合矯正できる曜日が決まっていて予約が取りづらかったり、器具の破損や予想外の痛みなどの急なトラブルに対応できないといった欠点があります。

矯正専門医院での矯正

矯正専門のクリニックは矯正に特化しているため、経験豊富な矯正医が多く常勤しています。矯正歯科を並行している一般歯科に比べてより専門的な治療が可能なのはもちろん、比較的予約が取りやすかったり、急なトラブルにも対応してもらいやすいです。

虫歯や歯周病などの一般的な歯の治療が発生した場合は別の医院(一般歯科)に行くことになり少し面倒にはなりますが、ドクターだけではなくスタッフも矯正の専門的な知識に長けていることが多く、矯正に関して高水準で質の高い治療を受けやすいです。

大学病院での矯正

大学病院の場合、設備が開業医に比べて充実していて、口蓋裂や口唇裂、顎変形症といった難しい症例でも対応が可能です。ですが教育機関でもあるため上の先生のフォローアップがあるとはいえ、研修中のドクターが担当になる事が多いです。経験豊富なドクターによる治療を強く希望される場合は別の病院を選んだ方がいいでしょう。

また、大学病院には多くの患者さんが訪れるため、待ち時間が長く予約時間が大幅に遅れたり、予約が取りにくいことがあります。

さらに、紹介状がない状態で大学病院に行く場合、「選定医療費」として初診時や再診時に治療とは別に数千円程度の費用が発生するので注意が必要です。


以上のことから、予約時間や待ち時間にあまり悩むことなく質の高い歯列矯正の治療が受けられる可能性が一番高い矯正専門のクリニックがおすすめです。

認定医、指導医、臨床指導医を取得しているかは要チェック

経験豊富なドクターかどうか判定する基準として、日本矯正歯科学会の認定医以上の資格を有しているかどうかが挙げられます。

認定医とは、矯正治療に関して適切かつ十分な学識と経験があり、日本矯正歯科学会の審査に合格した歯科医師のことです。資格を取得するためには大学病院や研修機関での研修を経て、5年以上実際に矯正治療を行っていることや、学会での論文発表が必須になります。

認定医以上の資格には、より審査が厳しい「指導医」、さらに取得が難しい「臨床指導医(旧専門医)」の2つがあります。

認定医指導医臨床指導医
2664人549人363人

認定医、指導医、臨床指導医の人数(2021年10月現在)

参照:日本矯正歯科学会 認定医・指導医・臨床指導医検索(外部サイト)

学会から矯正の知識と技術に優れていることが認められているたため、認定医以上の資格を持つ歯科医師が在籍するクリニックを選ぶと安心です。

また、セミナーや勉強会に積極的に参加している先生は過去の症例と照らし合わせながら最新の治療を上手く取り入れていることが多いです。

ブログなどで勉強会に参加しているかどうかをチェックしてみるものいいでしょう。

通院のしやすさ

矯正治療を始めると、治療方針にもよりますが月に1回程度通院する必要が出てくることが多いです。歯を動かしている間は平均して2年程度は定期的に通院しなければなりません。

また、器具の破損や原因不明の痛みなど予期せぬトラブルが生じた場合にすぐに見てもらわなければならないこともあります。

家から近い、オフィスから近いなどなるべくアクセスがしやすいところを選ぶといいでしょう。

予約の取りやすさ

矯正治療では、治療後すぐに次回予約を取る場合がほとんどです。万が一都合が悪くなってしまって次の予約をしておいた診療日を変更したくなった場合、治療を受けたい日からさらに1か月先しか予約が取れない、なんてこともときには起こってしまいます。

人気がある矯正クリニックほどこの傾向があります。

また、無料カウンセリング後にいざ歯列矯正の予約をしようと思ったら予約が3か月以上先まで埋まっていたという話を聞くことがあります。

新規の人の予約が取りにくいだけなのか、通院している人も予約が取りずらい状況なのかを見極める必要があります。予約を取る際に、予約がとりやすいかどうか受付に確認するのも一つの手です。

土日や夜に診療を行っていないクリニックもあるので、自分の受けたい診療日時に治療を行っているかも確認しましょう。

取り扱う矯正方法の種類が複数ある

歯列矯正では主に次の4つの方法を用いて治療を行っています。

  • 銀色のワイヤー矯正
  • 白色のワイヤー矯正
  • 裏側のワイヤー矯正
  • マウスピース矯正

ですが、1つのクリニックが4つ全ての矯正方法を取り扱っているかというとそういうわけではありません。

ワイヤーを用いた矯正治療のみを行っているところや、マウスピース治療のみを行っているクリニックも存在します。

歯列矯正では歯の並び方だけではなく、骨格やかみ合わせなども加味して歯の移動を行います。カウンセリングでお口の中の状態が分かったら、歯科医師はその人に合わせた治療計画を提示します。

単一の矯正方法を提示するのではなく、歯の状態や患者さんの要望に応じてワイヤー矯正が必要なのか・マウスピース矯正でも治療できるのか、それとも併用して行ったほうがいいのかなど適切な治療方法を提案できるクリニックがオススメです。

具体的な治療費用、期間を提示してくれる

治療方針や期間、金額をはっきり提示してくれる事はもちろん、最終的にどんな歯並びになるのかという矯正治療終了時のゴールの状態を具体的に明示できるクリニックが理想です。

歯列矯正を始めるにあたって期間や金額をきっちり確認しておかなければトラブルのもとになりやすいです。

追加費用が発生するのかどうかも含めてあらかじめしっかり確認するようにしましょう。

治療の説明がしっかりしている

どのような装置を用いて歯をどんなふうに動かすのか、経験豊富な矯正医であれば検査結果を元に的確な説明をすることが可能です。

歯の動き方をきちんと予測できるため、具体的な期間や費用、補助で必要になってくる可能性のある器具(とそれに付随する追加費用)についての説明もしっかりしていて、安心して治療に臨むことが出来ます。

また、矯正治療にはメリットだけではなく、必ずデメリットも存在します。メリットのみを強調し、デメリットの説明がないと万が一が起こった時に困るのは治療している本人です。事前に装置のメリットとデメリットをしっかり説明してくれる歯科医師を選びましょう。

ささいな疑問にもきちんと応えてくれる

矯正治療で大切なことの一つに、「医師・スタッフとの信頼関係」が挙げられます。

矯正治療は平均して2年と治療期間は決して短いとは言えません。高額な費用を支払い、その間何度も通院するため、クリニックに不信感を持ってしまうと歯列矯正に対するモチベーションが下がり、思うような治療結果に繋がらないこともあります。

少しでも気になったり、疑問や不安に思ったことを聞いたときにきちんと対応してくれると安心して通院できますよね。

初めてのクリニックにいった際は質問がしやすい雰囲気があるかどうかも確認しましょう。

検査方法にセファログラムを取り入れている

セファログラムとは、X線の一種で「頭部X線規格写真」といいます。

正面の顔と横顔のレントゲン写真を撮影したもので、これを用いて歯の傾きや位置、アゴの骨の状態などを確認・分析して正確な診断を行うことが可能になります。正確な診断を行うためには必須の検査になります。

歯列矯正を始めたいときはセファログラムを撮影するクリニックであるかどうかも大切なポイントとなります。

セファログラムがなくても矯正治療自体は可能ですが、診断の正確性に欠けてしまい、治療の質が格段に低くなりがちです。

矯正歯科を掲げているクリニックにはセファログラムを撮影するための機材があることがほとんどです。一般歯科では通常のパノラマレントゲンのみしか撮影しないことがあるので注意してください。

また、セファログラムに加えて3次元的に歯とお口の状態を把握できるCTが設置してあるクリニックだと更に詳しく、正確な診断をすることができます。もし可能であればCTも撮影できるクリニックかどうかも確認してみてください。

矯正医が常勤かどうか

矯正専門医や大学病院の場合、通常は矯正のドクターが常にいます。一般歯科クリニックの場合、非常勤のドクターが決まった曜日や時間にしか矯正治療を行っていないことも多く、急なトラブルに対応できないケースもあります。

もし一般歯科を選ぶ場合には矯正歯科を専門にしているドクターが常勤しているのかどうかをチェックしたほうがいいでしょう。

どこまで歯科医師が行うのか

クリニックによってはドクターはチェックをするのみで診療のほとんどを歯科衛生士、歯科助手に任せてしまうところもあります。歯のクリーニングは歯科衛生士が行っても何も問題はないですが、矯正器具の調整は有資格者のドクターが行うべきです。

担当の医師が決まっておらず、毎回違う先生が見るクリニックも少なからずあります。歯列矯正が完了するまでの期間は担当になった固定の矯正医が一連の治療を行うのが理想です。

チェックポイントは次の通りです。

  • どこまで歯科医師が治療して、どこをスタッフに任せているのか
  • クリニックの矯正医の変動はないかどうか

実際に治療を始めてみなければわからない部分が大きいと思いますが、可能であればカウンセリング時、実際にほかの患者さんが誰にどういった治療をしてもらっているのかを見ておくといいのかもしれません。

矯正中のトラブルにどれだけ対応してくれるか

矯正中に考えられるトラブルとしては装置の不具合、急な痛み、虫歯や歯周病の発生などがあります。

どれもそのまま放置してしまうと治療の失敗に繋がる可能性が高いため、受付時間が長いなどすぐに連絡が出来、迅速に対応が出来るクリニックを選ぶようにしましょう。

一般歯科との連携がとれている

矯正専門歯科で歯列矯正を行う場合、虫歯・歯周病などの治療や抜歯などは、他の一般歯科のクリニックで行うことがほとんどです。

その際、紹介先があるのか、それとも自分で探して治療を行うのか、治療後の報告がきちんと矯正専門医にされているのかも確認しておきましょう。

症例数の多さ

症例数が多いということは、様々な歯並びに対応してきており経験が豊富だということです。ノウハウや実績があるため、万が一当初の治療計画とは違う歯の動き方をしてしまっても、過去の経験から動きを予測しリカバリーすることが可能です。

治療後の経過も数多く追っているため、経過から学んだことを先の治療に生かしてよりよい矯正治療に繋げていけるのです。

クリニックのHPに掲載されている症例をチェックしたり、カウンセリングの際に現在通院中している人の数や実際の症例の画像を見せてもらえると参考になるかと思います。

ただしここで注意しておきたいのは、単純に症例数が多ければ多いほどいいわけではないということです。なぜなら、治療結果をあまり顧みずにガンガン症例数を増やすだけ増やしている場合もあるからです。

大切なのは、一症例ごとにきちんとフィードバックを行い、次の治療に活かせているかどうかです。

医師と症例の向き合い方についてもチェックするようにしましょう。

担当医やスタッフ、クリニックとの相性

矯正治療は開始すると定期的に通院することになりますし、一度治療を始めたら途中でクリニックを変更したいと思っても難しいのが現状です。

  • クリニックの雰囲気が良い
  • スタッフが親切
  • 先生の説明が的確かつ丁寧
  • 先生やスタッフの人柄

この先生やクリニックになら任せられる、治療を受けたいと思えるようなところを選ぶこともモチベーションに関わるので重要なポイントの一つです。

矯正相談で担当した先生が、必ずしも治療開始したときの担当医になるとは限りませんので、もし治療を受けるならば誰が担当になるのかを聞いてみてもいいかもしれません。

クリニックのスタッフや関係者が治療を行なっているとなお良い

これは必須事項ではありませんが、クリニックのスタッフや関係者がそこで矯正治療を受けている場合、信頼度が高いと言っていいでしょう。少なくともクリニック内部の事情を知っているスタッフが「ここで治療を受けてもいい」と思っていることの証明になります。

社割があるだとか、スタッフだから安く治療が受けられるといった背景があるかもしれないことを加味しても、先生の治療が確かである裏打ちであることが多いです。

こんなクリニックには要注意!

デメリットや起こりうるリスク、偶発症の説明をせず、メリットばかりを強調して契約を誘導するようなクリニックには注意が必要です。

歯科医師は患者さんに合わせて最適な治療方法を提示しますが治療の選択権・決定権ははあくまで治療を受ける患者さん側にあり、ドクター側が強制するものではありません。

また、他と比べて安価で歯列矯正を行っている場合も気を付けましょう。高額だから必ずしも良いというわけではありませんが、腕のいい先生が安く治療を請け負っていることはまずないからです。

高品質・高水準の治療を提供するため、ある程度の料金設定をしていることが多いです。

矯正治療の相場を知っておくことが重要になってきます。

まとめ

医院の実績はもちろん、通いやすさや雰囲気、先生の人柄のマッチ度もクリニック選びには大切です。

HPや口コミだけを参考にするのではなく、実際に初回相談に行ってみて自分がいいなと思えたところで治療をするのがいいでしょう。

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治療内容:透明なマウスピースによる目立ちにくい歯列矯正です。
※千円以下の端数がある場合は、切り上げています。
※費用は治療当時の料金となります。
※自由診療となり保険は適用されません。
※歯並びによってはマウスピースによる治療が出来ない場合があります。

主なリスクと補足事項:
・歯の動きやすさには個人差があります。
・正しい装着方法で決められた時間以上装着しない場合は治療期間が長くなる可能性があります。
・咬合、歯肉退縮、歯根吸収等が発生する可能性があります。
・矯正箇所が元に戻る(後戻り)場合がありますので、治療完了後は後戻りを防ぐため、保定装置の装着が必要になります。
・装置装着後と通院における装置調整後は1~3日ほど痛みを伴うことがあります。
・歯の移動が大きい症例などには不向きです。

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